ビットコインの中核技術を原型とするデータベースであるブロックチェーン技術だが、現在様々な分野に応用されている。そのブロックチェーン技術を学ぶ学校が世界的に増えてきている。
株式会社FLOCが運営するFLOCブロックチェーン大学校もそのひとつだ。

FLOCブロックチェーン大学校とは、即戦力が身につくブロックチェーン総合スクールである。総合とある通り、単なるプログラミングスクールではなく、ブロックチェーンエンジニアの育成から転職サポート、また、非エンジニア向けのビジネスコースもあり、まさにブロックチェーンの総合スクールである。
ブロックチェーン大学校の校長はジョナサン・アンダーウッド氏で、米国出身、現役のエンジニアでもあるビットコイン研究者、書籍 “ブロックチェーンの衝撃” の編集者でもある。マネックス証券やSBIバーチャル・カレンシーズの面々との勉強会の開催や、今年の1月に発生した大手取引所コインチェックから580億円相当のNEMコインが盗まれる事件の際には国から提言を求められるなど、日本での仮想通貨・ブロックチェーン業界では知らない人はいないであろう人物である。
さらにスクールアドバイザーには東洋大学国際学部教授、慶應義塾大学名誉教授・経済学博士である竹中平蔵氏がいる。

無料体験コースとは

今回取材したブロックチェーン大学校の無料体験コースとは、主に以下の項目についての講義となっている。

ブロックチェーンの仕組み

  • ブロックチェーンの仕組みの理解
  • ブロックチェーンとビットコインの関係性
  • ブロックチェーンを支える暗号技術の仕組み

ブロックチェーンで変わる未来

  • ブロックチェーンが「革命」と言われる4つの理由
  • ブロックチェーンを活用する世界各国の動き
  • 企業のブロックチェーン導入事例

ブロックチェーン技術を効率的に身につける方法

  • ブロックチェーンエンジニアに最短でなれる方法
  • 非エンジニアのためのビジネス活用法
  • ブロックチェーンの波を掴むための方法

実際に受講してみた感想

未来メディアが今回参加したのは新宿本校である。講義は100分で、休日も含め週に3回ほど開催されている。時間帯は開催日により選択できることもあり、自分のライフスタイルに合わせて受講が可能だ。

受講した教室には60席ほどの席があり、平日にも関わらずほぼ満席の盛況感であった。30代を中心として、20代の若い人や、女性の参加者も多く、その注目度の高さをうかがうことができた。
講師はマイクをつけていて、教室の後ろでも声が聞こえないという心配がなく、教室前方の大型モニターとホワイトボードを使用しての講義なので、聞き取りづらい等の不便さが一切ない。受講する側のことを第一に考えた内容となっている。
さらに教室内には複数のスタッフがいるので、困ったことがあれば講義を中断せずに相談できるという環境であった。

実際の講義内容としては、「ブロックチェーンとは何か?」ということについて、誰にでもイメージがしやすいようたとえ話を上手く使いながら説明をしており、その分かりやすさは巷の書籍やウェブ記事には及ばないレベルで圧巻であった。少し難しい技術や概念については、ヤフオクやメルカリと言った誰もが知っている企業や事例を交えながらわかりやすく説明してくれる。

今回参加した当記者も、基礎的な知識はあるとの自負で受講したが、第一次産業革命から現在までの歴史、ブロックチェーン技術に対する政府や各国の動きや関連業界での動き、時事情報を元にアップデートされた講義には驚かされた。
毎回同じ授業の繰り返しではなく、業界などの動向にあわせた最新の情報が講義内容に組みこまれている。
FLOC ブロックチェーン大学校授業風景

どんな人におすすめか

ブロックチェーン技術についての様々な具体例や導入事例、ブロックチェーンに関連するビジネスケースなど、最新の情報を得ることができる。
「ブロックチェーン」という言葉を全く知らない人はもちろん、一定の知識を持っている人、ブロックチェーン技術を将来生かして仕事をしていきたい人、ブロックチェーンに少しでも興味があるならば、まずは無料体験コースに参加してみることをおすすめする。

【リンク】
FLOC ブロックチェーン大学校